姫路市立水族館 企画展 2026年
「ひめすい開館60周年!」
1.挑戦を続けるひめすいの歩み



姫路市立水族館は沢山のウミガメを飼育していたことから、
「カメの水族館」として広く知られるようになりました。
そのことを偲ばせる写真パネルが掲示されています。
各パネルの解説文を右から順に抄録します。

「ウミガメ」・・・ウミガメプールの前で撮影された1970年代の職員の集合写真。
ウミガメ研究の第一人者である初代館長の内田至(うちだ・いたる)氏、
後の館長となるオオサンショウウオ研究者の栃本武良(とちもと・たけよし)氏、
タガメ研究者の市川憲平(いちかわ・のりたか)氏などが写っている。

「開館セレモニー」・・・1966年6月11日に行われた開館セレモニー。
小さなアオウミガメが滑り台を使ってウミガメプールに放流される様子が写っている。
この個体は当時推定2歳のオスで、推定62歳になる現在もウミガメプールで元気に泳いでいる。

「徳島県蒲生田海岸でのアカウミガメ産卵調査」・・・1972年に徳島県の蒲生田(かもだ)海岸で
産卵を終えたアカウミガメの体重を測定しているところ。ウミガメは大きな個体だと体重が
100kg近くあり、現在のようにデジタル体重計が無かった時代なので、
丸太を組んで吊りバネ計りで測定するという大掛かりな作業だった。

「ウミガメの放流」・・・1970年代の蒲生田海岸は年間百頭を超えるアカウミガメが産卵しており、
地元の小学校では当館が調査を始める前から産卵調査が行われていた。
卵の一部を水族館に持ち帰り、孵化の条件や子ガメの成長を調べた。
写真は標識を付けた2歳前後の子ガメを現地の海で放流しているところ。

「サマースクール」・・・当館では1967年から「サマースクール」を開催している。写真は1970年に
スクールに参加した子供たちがたわしを使ってウミガメの甲羅を洗っているところ。
この体験活動は現在も人気のメニューである。





実際にウミガメの調査に使われた道具。
手前は上の写真のように体重測定に使われた吊りバネ計り(上限160kg)。
奥は大型ノギス。

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